製造過程を顧客と共有する

red-and-brown wooden barrel lot

先日、UniCaskと言うウヰスキー樽を共同購入して、何十年の間醸造を楽しむコミュニティサービスを提供している会社or団体のイベントに参加しました。

樽の熟成期間購入者はコミュニティに参加して情報共有したり親睦を深めると思いますが、それだけでなく、熟成期間中の樽に施すオペレーションを共有すると、購入者にとって良いサービスになるのでは無いかと議論をしてました。すなわち、日々のオペレーションを見える化して、それを顧客と共有すると色々メリットがあるはずです。

通常であれば、R&Dや製造と言うのは顧客にあまり公開しないものですが、それを可能な限り見える化する、また顧客が参加することで、製品やサービスが自分毎化され、満足度や信頼性が上がると思います。例えば、Nikeのスニーカーを購入者がデザインするサービスが好例ですかね。

オペレーション側のメリットもあります。何か問題があったときにこういう問題があったからスケジュールが遅れる、こういった理由でコストが上がるみたいな問題点を顧客に共有することで、瑕疵のリスクを軽減できる。

オーダーメイドの製品開発に適用できると思いました。例として上がったのは注文住宅。どのような家を作りたいかをヒアリングして、それを図面におこし、壁や床、パーツの素材や色、デザインなどを選択していく。そして建築業者に依頼して作業の進捗管理をする。このようなコミニケーションが全て一元管理され見える化されることで、オーナーと建築家、業者間でリアルタイムに進捗が確認でき、コミュニケーションの齟齬を回避できます。そして、この記録自体がオーナーにとって良い思い出にもなるのではないかと思いました。

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