SECIモデルを活用して組織内の知識を最適化する方法

SECIモデルとは

SECIモデルは、ナレッジマネジメントのモデルの一つで、組織内の知識の共有、創造、および移動を理解するための貴重なツールです。このモデルを使って、組織の競争力を向上させる方法を探りましょう。SECIモデルは共同化、表出化、結合化、内面化からなる4つのプロセスが繰り返し行われることで、ナレッジが蓄積、進化していきます。

共同化(Socialization): 知識の共有は業務でのコミュニケーションによって実現されます。口頭コミュニケーションだけでなく、メールやチャットの情報も共有しましょう。これにより、暗黙知が可視化されます。この段階ができると情報が共有されましたが、まだ有効的に情報を使える段階ではありません。

表出化(Externalization): この段階では、可視化された情報を整理しましょう。マニュアル、ルール、プロセスフローなどのドキュメントを作成して、知識を形式的なものに変換します。この時点で共有された情報が整理され、業務が見える化されたと言えます。ここまでできると業務の標準化が進んでいきます。更に業務の効率化、改善を進めるためには次に進む必要があります。

結合化(Combination): 形式知識を組み合わせて新たな知識を生成します。既存のルールやプロセスに新しいアイデアを組み込むことで、組織の知識が進化します。この段階では、既存の業務プロセス(As-Isプロセス)を進化させたプロセス(To-Beプロセス)が完成します。ただし、絵に描いた餅の状態ですので、次のステップで実現を目指すことになります。

内面化(Internalization): 新しい知識を実践し、組織全体で吸収します。これにより、新たな知識が組織の文化として定着し、持続的な学習と成長が促進されます。新しい業務プロセス(To-Beプロセス)を実現するためには、変革レベルの大きさによっては、少しの手間を加えたりするような変更もあれば、組織変革やシステム導入を実施することになります。

Jiveを活用してナレッジマネジメントを実現する

Jiveの最大の特長は、ディスカッションや質問、ブログ、画像といった多岐にわたるコンテンツを一つの場で駆使してコミュニケーションができる点です。

Jiveを活用することで、これらのプロセスを効果的に管理し、知識のフローを強化できます。共同化で情報を可視化し、表出化と結合化でマニュアルやルールを更新し、内面化で新たな知識を実践し、組織全体で共有しましょう。それにより、組織の競争力を向上させる基盤が整います。

さらに、グループ単位での一元管理により、知識の散逸や重複を避け、必要な情報に迅速にアクセスすることができます。これは、組織のナレッジベースの質を向上させる要因となります。

特に注目すべきは、グループ内での情報分類やwiki機能です。タグやカテゴリーを使用して情報を整理し、wikiで知識を組織化することで、チーム内の共有知識の構築と活用が飛躍的に向上します。

このように、Jiveは、様々なコミュニケーション手段を一つに集約することで、ナレッジマネジメントの効率化を実現しています。これにより、情報や知識の散逸を防ぎつつ、組織や個人が持つ知識の管理と活用が格段に簡単になります。全てが一元化されているので、煩雑な管理作業やツールの切り替えが不要となり、スムーズな情報共有と知識の活用を実現します。